学校への合理的配慮の求め方

この記事は続きです〜。

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さて、学校側に障害を持つ子供への 

合理的配慮を求める前に 

親が出来る事が色々あるという話しです。 


実体験から簡単にまとめてみました。


1. 子供の障害の勉強をする。 

勉強する事で、単に子供のわがままだとか

性格だとか努力不足だと思っていた事が 

障害に起因するものだったと 

気づく事も多いです。 

上記リンクには色々な事例が

一覧で掲載されていて見やすいです。

是非、参考にされてみてください。


 2. 子供の障害の特性を観察する。 

どんな時にパニックが起こるのか、 

どんな時に他害行為が起こるのか 


自分がどんな声掛けをするとうまくいくのか 

または逆効果になるのか。 


何をすると落ち着くのか。 


観察で多くの事を知る事ができます。 


3. 子供の障害からくる困難さを改善するために環境を整える。 

音に過敏で集中力が持続しないなら 

防音性イアーマフを着用させる 


不安が強いなら

服薬でコントロールできるか試す 


タイマーの活用 


ホワイトボードに

プリントや段取りを貼り付けて 

やる事を可視化する。 


など環境を整える事で困り感を

大きく軽減できます。


私のように脳が多動で

思考がさまようタイプなら 

音楽を聴きながら作業する事で 

集中力を持続させる事ができる人もいますよね♪ 

(娘もこのタイプ)


うまく適応できない子供に変化を求めるのは 
親としては楽な方法です。 


「じっと座っていろ」 

「忘れ物をするな」 

「字を丁寧に枠内に書け」 


 でもこれは実際には 

あまり有効な方法ではありません。 


普通の人なら階段の1歩に思える事が 

障害によって断崖絶壁に見えるのです。 


むしろ環境を整える方が 

苦手感を強化せずに

はるかに早く順調にサポートできます。 


4. 学校に合理的配慮を求める 

もちろん、先生から 

教えてもらう事も多いとおもいますが 

実際には親が1〜3を理解していると 

学校側に求める事も 

具体的で実際的なものになり 

より合理的配慮という支援が 
スムーズにいきます。


*まず問題提起 

これはできますが、こういう事は苦手です。 

(または、 この状況にこう反応します。)


 *改善策を提示 

そのためにこのような支援を求めます。 

(またはこういう方法を試してみたいのです)

具体的で実行しやすいもの支援を伝えます。 


 *その支援によって得られる効果を提示 

そうすればこれこれがスムーズにできます 

(またはこういう問題行動を避けられます) 


 *相手の意見を聞く 

できそうですか? 

これについて先生はどう思いますか? 

何か他にも案があったら教えてください。 

と先生から自由に意見を述べてもらいます。


*感謝する 

合理的配慮を試してみる事になっても 

見送る事になっても 

感謝しましょう。 


特に申し出が通らなかった場合 

態度を硬化させずに 

時間を取ってくれたことだけでも 

感謝しましょう。 


 その感謝が次の支援の敷居を 

下げる事があるのです(実感) 


・・・という感じだとスムーズに

合理的配慮を進める事ができました。 


 もちろんこれは 

私の個人的感想でしかないのですが。 


 あと、自分の経験からですが

「これはお願いしても無理だろう」と 

決めつけない方がいいです。 


私たち(ちなみに私は40代後半です、笑)の 

世代の頃の教師とは世代が違いますから 

考え方も取り組み方も違うと思います。 


 ですからハッキリ堂々と 

自信を持って相談してみましょう。 


2、3回試したら 
先生からのフィードバックを 
必ずもらいましょう。 


 そしてこちらからも

子供の様子を先生に伝えましょう。 


「子供が楽しんでました」

「すごく落ち着いて取り組めました」 

「わかりやすかったようです」 など、

子供の様子や感想を伝えると

先生も次へのモチベーションにつなげられます。 


何よりも先生も丸投げされた感じがしませんし 

親も状況を知る事ができます。 

 

更に良い案が生まれるかもしれません。 


何よりも 

親が一生懸命取り組んでいる姿を 

先生と子供に見てもらう事が 

それぞれの頑張りを 

引き出す事が出来るのだと思います。


というわけで今回合理的配慮について

まとめてみました。

参考になれば嬉しいかぎりです。


写真は、うちのむぎむぎ。

大きくなりました〜♪

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冬桜

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発達障害と不安障害を抱える娘と
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Why Not?〜さぁやってみよう!〜

Why not〜しない理由は無いじゃんという意味です。 やりたくなるような事、試してみたくなるような事を発信するブログにしたいと思っています。 とか言って思いつくままに書いてるだけのブログかもしれませんが。